「老後資金は3000万円必要です!」
こんなフレーズ、最近よく聞きませんか?
このブログを読んでいただいている方は、
今まさに子育て真っ最中の方達だと思いますので、
老後資金の前に、「教育費」や「住宅費」の方を何とかしなければ!という
状況だと思います。
ですが、こんなにも「老後破産」「老後貧乏」「下流老人」という
コトバが飛び交いますと、嫌でも気にはなりますよね。
警鐘を鳴らしてくださっているのかもしれませんが、
何だか先々の不安ばかり煽られているような・・・
先のことで、想像がつかないし、やはり教育費や住宅費の方が
目下の課題ではありますが、ここで一度少し具体的に「老後資金」と
考えてみてはいかがでしょうか。一度「ジブン事」に落とし込んで
みることで、溢れる情報に不安ばかり増殖されるのを防ぎましょう!
①今の支出を元に、退職後の生活費を計算してみる
子供が独立し、一般的に現役世代の7~8割で済むと言われています。
ただ、「現役時代に行けなかった旅行を堪能したい」、「孫に色々してあげたい」など
希望がある場合は、現役時代と変わらないかもしれません。
ここはご夫婦が描く老後の暮らしによって決まってきますね。
②退職後の収入、つまり主な収入源となる年金の見込み金額を調べる
まだまだ先のことですが、自分達が将来いくら年金収入があるのかを、しっかり確認しましょう。
日本年金機構から毎年誕生月に送られてくる<ねんきん定期便>はご覧になってますか?
(35歳、45歳、59歳になる方には、誕生月2ヶ月ほど前に封書で送られてきます。)
(日本年金機構ホームページより)
そこには、50歳未満の方には「これまでの年金加入期間」「これまでの加入実績に応じた年金額」「これまでの保険料納付額」
「厚生年金保険または国民年金における最近の月別納付状況」が記載されており、
50歳以上の方は「老齢年金の見込額」も記載されています。
50歳未満の方が、年金の見込み額を調べるには、
日本年金機構のWebサイト「ねんきんネット」にログインすると調べることができます。
<ねんきん定期便>にログインするためのアクセスキーが記載されているので、
ログインして「年金見込み額の試算」をしてみましょう。
現状のまま働きつづけた場合だけではなく、今後勤務体系が変わった
場合のシミュレーションもできます。
③退職後の不足金額を計算する
ここまで、①、②の金額を出して、②から①を差し引くと、収支が出てきます。
例えば、②-①がマイナス5万円だったとします。
年金支給は65歳からで、仮に25年分を考えてみますと、
5万円 × 12か月 × 25年 = 1500万円
生活費が1500万円足りない、つまり1500万円を「老後資金」として準備する
必要があるということになります。
このように、自分の生活や年金見込み額を当てはめることで、
まわりの情報にただ慌てるのではなく、「ジブン事」として実感できるし、
今後のライフプランを考える上での一つの材料になるのではないでしょうか。
ぜひ一度ねんきんネットで、自分の年金見込み額はどのくらいなのか
確認してみてくださいね。